マルチX線源及びマルチカメラ対応機能の説明
目次
自動車のボディ、エンジン等サイズがかなり大型のサンプルの全体像をCTスキャンする事は通常のCT装置では大きすぎて無理です。何故ならばCTに装着されているカメラの大きさには限界があったり、X線源が開放管でない為にX線の照射範囲をそれほど大きくする事は不可能といった問題があります。そこで、近年考えられたのが複数のカメラを使用するマルチカメラを装着した装置や複数のマルチX線源を装着した装置が開発されております。
TomoShop®は、マルチX線源やマルチカメラを装着した装置に対応する独自のアルゴリズムを実装して、大型のサンプルの3次元スキャンデータの再構成を可能にします。
1.マルチカメラを使用したCBCT(コーンビームCT)再構成
2. 一般マルチX線源を使用したCBCT(コーンビームCT)再構成(オプション)
この機能はオプションとなり、オプション料金の200万円(220万円)で追加できます。尚、F3、F4、Helix2、Helix3に追加できる機能です。
3.縦方向のマルチX線源を使用したCBCT(コーンビームCT)再構成
またこれらの方法を応用してカメラとX線源は各一つずつ使用してそれらを1セクションスキャンし次のセクションに移動させスキャンを行い被写体全体をスキャンする方法もあります。その場合はCT再構成ソフトを使用して各セクションのボリューム画像を最終的に繋げる必要があります。TomoShopはこれを可能にします。