自動欠陥検出機能の説明 

欠陥検出は、CTスキャンを使用した工業用非破壊検査装置および自動検査ラインにおいて非常に重要な工程の一つです。

TomoShop®は、CTソフトウェアにより再構成したCTデータに対して、GPUのCUDA技術を用いて自動で欠陥検出を高速処理で行います。

また、選択した関心領域(ROI)に対して、数種類の欠陥検出条件をパラメータとして設定することができるため、様々なケースにおける欠陥を確実に検出して対応します。

※この機能はオプションとなります。

3Dデータに対しての欠陥検出の結果

  • 欠陥部の詳細情報を表示します。
  • 欠陥部を色付きで表示します。
  • 個々の欠陥部をラベル化してリスト表示します。

パーツを分離した欠陥検出の結果

 

検出範囲が指定されている3Dデータを用いた欠陥検出機能

通常行われる工業用非破壊検査では部品の全範囲を検査するのではなく部分的な領域を指定して検査します。 具体例では、製品の品質に関わる部分領域の巣又は異物等の存在を検査します。

TomoShopは、 部品の基準要素(平面、曲面、点など)を利用して、CTデータと3Dデータ(CAD、CG作成ソフトウェア等で出力された3次元データ)の位置合わせを行った後に、 3Dデータが指定した範囲情報を用いて、製品の指定されている部分領域のみ欠陥検出を行う事が可能です。

検出範囲が指定されている3Dデータを用いた欠陥検出結果

 

※注
○=搭載している
×=搭載していない
△=オプション(別価格)

機能欠陥検出(I)欠陥検出(II)
巣(ボイド)検出
異物検出
パーツ分離
欠陥とパーツの特徴量
CADデータの利用
規定範囲内の欠陥検出×
簡易位置合わせ×
基準要素と位置合わせ×
参考価格
メーカー希望小売価格(税抜)50万円100万円