目次
F Edition シリーズ
TomoShop® F Edition シリーズは、フォーカシング(自動又は半自動)、コーンビームCT画像再構成、 ボリューム可視化機能及び画像計測機能を実装し、円周期タイプのコーンビームCT装置向けでは上級者向けエディションとなり様々な高度なCTを使用したNDIに対処します。
高速データ処理
画像生成演算処理に掛かる時間を大幅に短縮化する為、GPUのCUDA技術を使用して画像処理を高速に行います。また高速演算処理を行うためボリュームレンダリングのようなデータ量が大きい3D画像を動かしてもスムーズにリアルタイムで描画します。
強力なアーチファクト低減ツール
アーチファクト対策として、リング/縦アーチファクト、メタル・アーチファクト、カッピング効果等CTに関わる様々なアーチファクト・ノイズを強力に低減し高画質な再構成画像を生成する機能が豊富に搭載されております。圧縮センシング等の高度な3D画像フィルタリングによるノイズの軽減/削除とエッジの保存を可能にしたデノイジング機能も搭載されております。
幾何公差補正・フォーカシングツール
フォーカシング関連の機能では、Omni逆投影技術の高汎用性およびGPUの高速演算性を利用して、 ハード的に起こる問題である幾何誤差を自動的に抽出し補正し正確な再構成画像を生成する機能が搭載されております。このフォーカシング技術を数学的に説明すれば、最適化(数理計画法)理論に基付き、 再構成画像の画質を評価する特有評価関数を最小化することによって実現しております。また、対象物体を部分的に逆投影する機能や、 様々なサイズのボクセルに対して対象物体をズーム逆投影できる機能も搭載しています。逆投影処理を行う部分では、標準の円軌道のほかに、楕円軌道・多角形軌道等の非標準的な撮影軌道に対応した様々な撮影幾何形態に対応するOmni逆投影機能をオプション機能として追加できます。
利便性と確実性を追求した計測・解析ツール
計測・解析機能では、新たに開発したサブピクセル計測アルゴリズムを付加しているので、 高精度の寸法計測ができます。
傾斜CT対応
F4には傾斜CT画像再構成機能が搭載され傾斜系のCTシステムに対応します。
Axial Intensity Drop対策
再構成アルゴリズムでは、F1、F2、F3はFDK法を使用します。F4にはFDKの他にCFDKとTFDKという新しいアルゴリズムも使用可能であり、通常のFDKで解像度を求めるには難易度が高いサンプルも高精度な再構成画像が得られる事が可能となります。
3D造形機向け機能
出力データの様々な使用目的に対応する為、DICOM形式、STL形式等の変換機能を搭載しております。メタル補正機能(金属アーチファクトを低減する機能)はF1、F2、F3、F4全てのエディションに搭載されております。また、CTで撮影したボリュームデータを等値面変換し、STLファイルで保存する事が可能なので、 リバースエンジニアリング及び3Dプリンター造形等の分野に使用する事が可能です。
スペック詳細
※注
○=搭載している
×=搭載していない
△=オプション(別価格)
機能 | F1 | F2 | F3 | F4 |
---|---|---|---|---|
マルチタッチ操作(タブレットPC(Windows8~ )向け) | ○ | ○ | ○ | ○ |
リングアーチファクト低減 | ○ | ○ | ○ | ○ |
エッジ保存デノイジング | ○ | ○ | ○ | ○ |
曲面保存平滑と鮮鋭化 | ○ | ○ | ○ | ○ |
アドバンスド閾値 | ○ | ○ | ○ | ○ |
ムービー出力(H.264/WMV) | ○ | ○ | ○ | ○ |
等値面(STLファイル)出力 | ○ | ○ | ○ | ○ |
等値面の部位分離・簡略化 | ○ | ○ | ○ | ○ |
等値面のスムージング | ○ | ○ | ○ | ○ |
高精細(2K,4K)等値面 | × | × | ○ | ○ |
ボリューム編集 | ○ | ○ | ○ | ○ |
ボリュームの可視化 | ||||
無料Volume Player | ○ | ○ | ○ | ○ |
デュプリケート・ウィンドウ | ○ | ○ | ○ | ○ |
立体視レンダリング(3D視覚) | ○ | ○ | ○ | ○ |
最大値投影法 | ○ | ○ | ○ | ○ |
ボリュームレンダリング法 | ○ | ○ | ○ | ○ |
局部エッジレンダリング法 | ○ | ○ | ○ | ○ |
多断面変換法(MPR) | ○ | ○ | ○ | ○ |
厚み付き断層像表示法 | ○ | ○ | ○ | ○ |
等値面(STL3Dデータ)変換レンダリング゙法 | ○ | ○ | ○ | ○ |
パノラマ表示(開、閉曲線) | ○ | ○ | ○ | ○ |
伝達関数の制御 | ○ | ○ | ○ | ○ |
切り出し機能(ボックスと円柱) | ○ | ○ | ○ | ○ |
切り出し機能(3D画面で自由曲線) | ○ | ○ | ○ | ○ |
計測・解析 | ||||
2D・3D内径計測 | ○ | ○ | ○ | ○ |
3Dフィッティング | ○ | ○ | ○ | ○ |
3D粒子解析 | ○ | ○ | ○ | ○ |
ドローイング | ○ | ○ | ○ | ○ |
距離計測 | ○ | ○ | ○ | ○ |
角度計測 | ○ | ○ | ○ | ○ |
CADデータシミュレーション | ○ | ○ | ○ | ○ |
欠陥検出(オプション) | △ | △ | △ | △ |
ヘリカルと円軌道コーンビームCT再構成 | ||||
散乱線補正(撮影にコリメータを使用) | × | × | 〇 | 〇 |
メタル(BH)補正 | ○ | ○ | ○ | ○ |
検出器欠陥画素補正 | ○ | ○ | ○ | ○ |
検出器ばらつき画像補正 | ○ | ○ | ○ | ○ |
ノーマルスキャン | ○ | ○ | ○ | ○ |
ハーフスキャン | × | ○ | ○ | ○ |
オフセットスキャン | × | ○ | ○ | ○ |
マルチカメラスキャン | × | ○ | ○ | ○ |
縦方向マルチX線源 | × | × | ○ | ○ |
一般マルチX線源(オプション) | × | × | △ | △ |
CTフィルタ ― FDK | ○ | ○ | ○ | ○ |
CTフィルタ ― TFDK | × | × | × | ○ |
CTフィルタ ― CFDK | × | × | × | ○ |
ノーマル逆投影 | ○ | ○ | ○ | ○ |
Omni逆投影 | × | × | ○ | ○ |
ズーム逆投影 | ○ | ○ | ○ | ○ |
部分逆投影 | ○ | ○ | ○ | ○ |
傾斜照射CT再構成 | × | × | × | ○ |
ヘリカルCT再構成 | × | × | × | × |
マルチGPU高速再構成(オプション) | △ | △ | △ | △ |
逐次近似法CT再構成(IR)(オプション) | × | × | △ | △ |
位相CT再構成(オプション) | △ | △ | △ | △ |
フォーカシング機能 | ||||
検出器パラメータ | ○ | ○ | ○ | ○ |
スキャン軌道パラメータ | × | × | ○ | ○ |
マーカー・フォーカシング機能 | × | × | ○ | ○ |
価格 | ||||
メーカー希望小売価格(税抜) | 200万円 | 240万円 | 300万円 | 500万円 |
メーカー希望小売価格(税込) | 220万円 | 264万円 | 330万円 | 550万円 |
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